【4月23日は投票日】旭川市議会議員選挙の投票率と少子高齢化

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4月23日は旭川市議会議員選挙&年々投票率が低下

2023年4月23日に旭川市議会議員選挙が4年ぶりに実施される。

前回は2019年に実施され、投票率は41.3%。その前に行われた2015年は44.51%で、2019年の投票率は過去最低を更新した。

旭川市議会議員選挙 - 2019年04月21日投票 | 北海道旭川市 | 選挙ドットコム
旭川市議会議員選挙の情報です。投票日2019年04月21日。候補者の情報から、選挙結果、得票数まで情報を網羅。自治体の情報など選挙に関連する情報が満載。イチニ株式会社(選挙ドットコム運営)

人口減少の影響もあり有権者数そのものが減っている影響もあるが、市政に対する無関心なども投票率低下の原因とみる。ちなみに2007年の市議会議員選挙は54.23%となっており、年々低下してきている。

それでも昭和の時代は70%~80%(特に1951年は91.18%)とかなりの投票率があったので、市民の市政に対する関心や期待などが薄れている。

2023年に実施される市議会議員選挙では過去最低を記録するか、あるいは盛り返すかがひとつの焦点となる。

直近の市長選挙では49.45%と、50%に迫る勢いで市政に関する投票率はここ近年の低迷の中でもかなり良かった。いじめ問題など西川氏に対する批判、民主党陣営に対する反対票や注目の高さが要因となったと見る。

旭川市長選挙投開票結果 | 旭川市

その後2021年9月に自民党系の今津新市長が誕生し、それまでの民主党市長から自民党市長に交代しているものの、市議会議員の構成は旧市長時代のまま。

今回の選挙で市長派の自民党系が増えるか、あるいは民主党系が増えるか、はたまた無所属が増えるのかが選挙の注目ポイントとなる。

2023年の旭川市議会議員選挙の立候補は40名

定数34名に対し立候補が40名 新人は10名

今回の市議会議員選挙では定数34名に対し、立候補者は40名。このうち新人は10名。現職市議会議員でも今回の選挙を期に引退する方が居るので、後任候補もこの中に含まれている。

インターネットを活用した選挙活動がさかんに

最近ではインターネットやSNSを活用した選挙活動も盛んで、市議会議員候補者の中にはフォロワーさんを中心とした選挙活動も実施されており、あきからかに一昔前の選挙活動とは異なる様子がうかがえる。

選挙活動をツイッターやインスタグラム、Youtubeなどにアップロードするのも最近の選挙ならでは。

インターネットを使った選挙活動の有用性~無党派や選挙に普段いかない人を取り込める

ツイッターやYoutubeなどで地元のフォロワーさんや視聴者さんが多いと、そのまま得票数に繋がる傾向があり、街頭演説や選挙カーなど古典的な選挙戦以外の新たな選挙戦として定着しつつある。

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一番大きな例は旧NHK党のガーシー元議員で、ドバイに居ながら287,114票を獲得。知名度や注目を浴びるツールとしてYoutubeやツイッターなどの影響力が大きくなっている。これは国政選挙の例なので市議会議員選挙とは少し異なるが、今後の選挙戦では見逃せないツールとなりつつある。

また、既存の選挙に行く人はある程度誰に投票するか決まっている固定派層が多いが、こういったインターネットを活用すると今まで選挙にほとんど行かない若年層を取り込むことができ、かつ今までいかなかった人は投票先が固定されていないことが多いから新規票を獲得できるチャンスとなる。

巨大な組織票や支持者の多いトップ候補にはたち打ちづらいが、市議会議員選挙など小規模の選挙であればある程度効果が望める。

旭川市議会議員選挙の2019年の最低当選ラインは1,984票で、例えばツイッターやYoutubeで2000人ぐらい支持者を獲得できれば当選できるチャンスが大きく広がってくる。

2023年の市議会議員選挙の投票率は少しあがる? 旭川市が抱える問題点

旭川市は2021年に4期15年を務めた西川元市長に変わって今津寛介新市長が誕生。

特にいじめ問題で当時は立憲民主党の後任候補者に逆風が強くなり、改革や変革、停滞を打破する期待などから立憲民主支持者からも新市長に票が流れた。

2023年の市議会議員選挙はその改革・変革の流れをくむ市議会議員選挙となりそうで、個人的には少なくとも過去最低だった前回よりは投票率があがると見ている。

旭川市は北海道でも人口規模で第2位に位置する道北経済の主要都市だが、大きな問題も抱えている。

全国的にも悪評で有名となってしまった「いじめ問題」のほか、「高齢化問題」、「少子化」、「若者減少&転出」などを抱えており、このままでは確実に衰退することが予測されている。

特に人口減少と高齢化は大きな課題で、このまま行くと2060年には現在の32万人から20万人以下になるとされ早急な打開策や人口増加の施策が必要になっている。

このような問題を市長と共にすすめるためにの市民の代表として、市政に市民の要望を反映させる「市議会議員」を決めるための選挙は大事な選挙といえる。

旭川市議会議員の給料は高め 清き一票で将来のためになる議員を選ぶ

旭川市議会議員の給与(議員報酬)は月515,000円で、これ以外に政務活動費として月8万円(年96万円)まで支給される。

給与は控除があるものの一度当選すると月50万円が4年間支給され、議員報酬だけで総額は一人当たり約2400万円にもなる。

※ちなみに札幌市は88万円、函館市は51万円。全国平均は月額41.8万円。

言うまでもなくこれらはすべて税金であり、無駄遣いは許されないお金である。旭川市のために今後や未来を見据えて活動する候補者を選ぶべきで、金儲けや道楽のため的な候補者が当選しないように有権者はきちんと選び、選挙権を行使すべき。

特に旭川市は高齢化問題と人口減少で大きな課題を抱えており、このあたりも中心に選んでみてほしい。

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