【最北のタワマン】プレミスト旭川が供用・入居開始~賃貸も驚きの価格帯

旭川市の地域情報
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旭川市に建設中だったタワーマンションがついに完成&入居開始

プレミスト旭川と駅前買物公園

地方都市では珍しいタワーマンションのひとつ、旭川市で建設中だった「プレミスト旭川」が2025年2月に完成し、3月1日より共用開始した。

一般的にタワーマンションというのは、人口規模の大きい大都市圏で建設されるものだったが、近年は地方都市でも建設されるケースが増えている。北海道では初の事例で、人口約31万人の地方都市にタワーマンションが誕生する。

北海道は札幌市にタワーマンションが存在するものの、他の地方都市(函館や帯広、北見、釧路)などには一切存在せず、建設当初から文字通りの「日本最北のタワーマンション」と呼ばれてきた。

その最北のタワーマンションが2025年3月1日から共用を開始した。既に分譲で購入済みの人が1日から入居できるほか、一部は賃貸契約で住める部屋も設定されている。

プレミスト旭川の1Fと2Fは商業施設が入居予定

プレミスト旭川の1Fと2Fは飲食店やクリニックなどの商業施設が入居する予定だが現時点ではまだオープンしておらず、もう少し時間がかかりそう。

残念ながらどんなテナントが入居するか、具体的な名前がでていないので今後の情報に期待したいところ。

買物公園を含めた中心部再開発の起爆剤となるか?

元々ここは商業施設のビルが建っていた場所で、プレミスト旭川は住居と商業施設を兼ね備えるハイブリッドなタワーマンション。衰退する旭川中心部の活性起爆剤として期待されている。

かつて買物公園が栄えた時代もあったが、マイカーの普及とともに郊外に商業施設や一戸建てが増えるドーナッツ現象が発生。長年買物公園の衰退と活性化が問題視されてきた。

こらからさらに少子高齢化が進むと、車に乗れなくなった人や既に車を持たずに一人暮らしするお年寄り、免許を返納したお年寄りなど、旭川市内でもマイカーを前提とした郊外型が厳しい局面を迎える可能性が高い。

2024年の出生数が72万人を割ったとのニュースも新しいが、外国人を含めないと70万人を切っているのと声もあり、加速度的に少子高齢化が進むと管理人はみている。一方で旭川市内の65歳以上の割合は2025年2月時点で約34%。全国平均の29.4%よりも高く、お年寄りの数がどんどん増えている。

プレミスト旭川そのものは、年金暮らしの低所得層向け住宅ではないが、プレミスト旭川が中心部回帰の起爆剤となって、他にも居住施設や商業施設が増えるとなると中心部に人の往来が増えることになり、西イオン一強な旭川市内の土日の光景も変わってくるかもしれない。

ひとつの解決策としてコンパクトシティを見据えた中心部の再開発につながるのか全国的にも注目の施設といえそうだ。

プレミスト旭川の賃貸価格は月15万円~で市内トップクラス。

分譲ではない賃貸としても入居可能なプレミスト旭川。1日からの入居開始にあわせて賃貸情報も市内の不動産会社の情報ページにアップされており、市内の物件情報を見てみると驚きの賃貸価格。

安いもので4階の2LDKの部屋が15万円、11階の3LDKは30万円とかなりの高価格帯のものが多い。

日当たりや方角、階層や部屋の間取りによって価格が異なるが、市内の賃貸の3倍~5倍ぐらいの価格帯となっており、普通の人が住むのはかなり厳しい感じ。

ここの賃貸に住めるのは経営者か、医者、弁護士、公認会計士、パイロットなど年収800万以上の職種でないと厳しい感じがする。

元々は旭川で暮らす経営者向けに分譲されたタワーマンションなので、このあたりは相応といったところか。少なくとも中小零細の地方サラリーマンには高嶺の花と感じた。

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