ドンキのスポットエアクーラーの消費電力(電気代)を測ってみた(50Hz)

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ドンキのスポットエアコンとは

2021年よりドンキのプライベートブランド、「情熱価格」の家電のひとつとして発売されているスポットエアコン。この手のスポットエアコン(壁穴工事不要のエアコン)は2020年あたりからポツポツ増え始め、2021年には遂に激安の殿堂ドンキ・ホーテが参入した。

価格は他のメーカーが3万~5万円という相場の中、発売当初は税込み3万円を切る29,480円という値段で買える手頃さがウリで、前回記事では実際に買って使用してみたが、冷却能力や排熱など機能性は特に問題なかった。

【北海道で最適?】どこでもクーラーから乗り換えでメガドンキのスポットエアクーラーを購入&比較
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※その後2022年ごろには値上がりし、税抜き34,800円円となっている

ただし、やっぱり電気代が気になってきたので今回計測してみることにする。

ちなみに管理人が住んでいる北海道の旭川市はここ最近、夏場の気温が上昇傾向で湿度も感じるように鳴ってきた。暑がりのため2013年ごろから使用しているコロナの「どこでもクーラー」から乗り換えた次第だ。

計測機器はエルパのエコチェッカーを使用

この手の計測にはサンワサプライのワットモニターがかなり有名と思うが、そこまで高機能は求めてないので似たような製品を探すと…エルパのエコチェッカーというものを見つけた。

価格はAmazonで1000円ぐらいでかなりお手頃だった(サンワサプライのは2000円以上していたので)。

50Hzで使用したドンキのスポットエアクーラーのワット数は?

いきなりだけど本題へ。モードは冷房の弱状態。666Wだった。カタログスペックが東日本の50Hzだと650Wなのでちょっと過ぎているけど中華製なのでこんなもんでしょう。

若干表示にばらつきがあるけど666W付近でプラマイ10W前後の動きがあった。

さらに冷房モードで風量を強にすると678Wまで上昇した。風量はあまり電力量に関係ないようだ。

ちなみに冷房ではないただの送風の弱だと93Wだった。古い手持ちのサーキュレーターの弱風が13Wぐらいなので、送風でも結構電力消費が大きい。

なお、ドン・キホーテのスポットクーラーは2023年モデルからフルモデルチェンジに近い仕様変更(筐体デザイン変更と定格出力、消費電力の変更など)が加えられ、定格出力が大幅にアップしている。

驚安の殿堂 ドン・キホーテ
ドン・キホーテのピープルブランド(PB)情熱価格季節家電の「移動式クーラー」の商品紹介です。

価格も税込み41,778円にアップし、消費電力は50Hzが810W、60Hzで940Wとかなりの高出力。冷房能力はほとんどアップしていないので、2023年モデルの型番 : PJEC-K222についてはも少し消費電力が大きくなり、かつ電気代もアップするのでご注意を。

少しでも消費電力を抑えたい(電気代を安くしたい)場合は、消費電力が少ない2022年以前のドンキのスポットクーラーか、ハイセンスやトヨトミなど他社のスポットクーラーを探すと良い。

ドンキのスポットエアクーラーの電気代は?

冷房モードの弱だと14.8円/hという表示だった(ちなみにこのワットチェッカーでは1kwhあたり22円で計算されている)。あくまで目安程度であるが、大体の値段をはかるのには問題ないと思う。

ドンキのスポットエアクーラーの1ヶ月の電気代は?

これを四捨五入して1時間あたり15円と見積もり、これが一日6時間使用したとすると90円一ヶ月を30日で計算すると2700円になる(※2022年以前のモデル)。

ネットで調べるとこのドンキのスポットエアクーラーは6畳エアコン並みの出力と消費電力なので、これに近くなるようだ。

なお、2023年以降のニューモデルでは消費電力がアップしているため、これよりも電気代がかさむと推測する。

ただ、北海道だとエアコン必用な本当に暑い時期は限られており、最大でも30日も使わないと思うのでそこまで電気代は気にしなくても良いと思う(※仮にこれが本州で7月~9月まで毎日使い続けるという環境下では気にする必要に迫られると思う)。

少しでも電気代を節約したい場合はスポットエアコンの設定温度を有効活用する。エアコン作動時の消費電力はかなり高いが、送風の場合は消費電力が1/6になるので、常時エアコンを動作せさないよう設定温度を高めにして使用する。

また、スポットエアコンだけでなく、サーキュレーターの併用も効果的。スポットエアコンの冷風は据え置き型エアコンよりも風の出る範囲が狭く、少々効率が悪い。

扇風機がわりにサーキュレーターを自分に当てて涼んだり、温かい空気が溜まっている部分に首振りで循環させるなど効果的に部屋全体にスポットエアコンの冷風を循環させるとスポットエアコン単体で使うよりはいくらか電気代を節約できる。

コロナのどこでもクーラーの消費電力と電気代は?

参考までに手持ちの2013年製コロナのどこでもクーラー(CDM-1413)の消費電力と電気代も測ってみたので載せておく。ちなみに機種は2種類あるうちの冷却性能が高い方(グレーの本体)で、ブルーの低い方(CDM-10xx系)ではもう少し(100Wぐらい)低くなる。

まず、冷風の弱。消費電力は50Hzで300Wなんだけど…若干の誤差はあるので仕方なし。

このまま風量を最大にしたパワフルモードでも339Wとドンキに比べれば優秀だ。ただし冷風の温度や風量はドンキに比べれば静かであるが、そのものは劣っているのでこの点は消費電力に比例すると思う。

電気代はドンキの半分程度だが、外の気温が暑すぎると(35度とかだと)使用できないともあるためちょっと悩ましい部分もある。

さらに送風モードの弱は14W、強でも20Wとサーキュレーター並の消費電力だった。エアコンの風が出る家電製品の中では省エネなのかも。

ちなみにどこでもクーラーは2019年辺りから省エネになったようで、消費電力が10%程度低減されている。グレーのCDM-1419やCDM-1420だと50hZで270Wになっているのでもしどこでもクーラーを買う場合は2019年モデル以降がオススメだ(※型番の末尾2桁は製造年を示していると思われる。2020なら20など)。

まとめ

ドンキのスポットエアクーラーの消費電力は6畳エアコン並みで、どこでもクーラーよりは高いけどその冷却性能に見合った消費電力だった。

エアコンを知らない人間からすると最大で電気代1ヶ月約2700円はちょっと高い気もするがどこでもクーラーよりもはるかに快適な除湿された冷風が出てくるのでそこはトレードオフだと思う。

きちんと排熱処理を行い、となりの部屋がとても熱くないかぎりは6畳ぐらいだとそれなりに部屋が冷えるので、賃貸や家の構造上設置できないとか、とりあえず涼んでみたいとかそいうニーズに低価格ながら応えられる製品だと思う。

とくに夏場が短いけど、猛暑とジメジメとした湿度の高い日が多くなってきた北海道の内陸など一部地域にはベストマッチングな家電製品だと感じた。

こんだけスポットエアクーラーが流行ると、来年あたり老舗のコロナが本気出して新型どこでもクーラー(スーパーどこでもクーラー)とか出したりして。

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