小樽なると屋が旭川で閉店ラッシュ
旭川市内で最盛期には6店舗を展開。若鶏半身焼きで有名な「小樽なると屋」が2022年11月30日に「豊岡店」、「末広店」、「8条通」りの3店舗を閉店させた。
画像引用元:https://kaiten-heiten.com/category/hokkaido/asahikawa/
小樽なると屋は2021年5月にも移転のため「4条店」を閉店させており、これで残る旭川市内の店舗は「永山店」と「神楽店」の2店舗となった。
他の地域でも小樽なると屋の閉店が加速
なると屋は旭川以外にも2022年11月30日に「小樽・塩谷店」、「函館・久根別店」、「帯広・白樺店」の店舗を同時閉店させた。
一度に6店舗の同時閉店は不採算店の整理などが考えられる。
小樽なると屋・市内大量閉店の背景…
かつてはものすごい開店ラッシュで市内に店舗が増えた「小樽なると屋」。開店当初は話題性もあり店舗によってはとても混雑していたが、時間が経って飽きられてしまったか。
開店当初は良かったと思うが、小樽なると屋が旭川に進出した以降、コロナ渦も重なってかなりの影響を受けたと思う。
また、旭川の人は珍しさから開店するとものすごい勢いで新店舗に群がる特徴がある。
一方でオープン後はその熱が冷めて一気に客が来なくなることもしばしば。なのでリピートしてくれる”固定客”をいかに確保するかがポイント。
その固定客でさえもコロナ禍で来店が遠のき、集客に結ばなかった可能性がある。
これ以外の要因として市内ではなると屋が開店した後に
- とんかつ玉藤
- バーミヤン
- サイゼリヤ
- コメダ珈琲
- スターバックス
- むさしの森珈琲
- ドミノ・ピザ
などが進出したりと、ジャンルは異なるが強力な外食・飲食系のライバル店となりうる店が続々登場した。
特に本州の有名チェーン店は札幌圏にあっても旭川は未開の地であり、アフターコロナを見据えてこぞって旭川に出店してきた感がある。
このあたりにも客を奪われる結果になったと推測する。
なお、なると屋は旭川を中心に大量閉店したが、店舗全体としては特に札幌圏や小樽を中心にまだまだ多い。外食競争が激しくなった旭川では利益の出ない店舗が大量閉店につながったとみる。
2023年3月には小樽なると屋が釧路市・イオンモール釧路昭和に新規出店
2022年の11月30日に既存店を大量閉店させた小樽なると屋だが、かわって2023年3月10日には釧路市のイオンモール釧路昭和の専門店街に新規出店した。
出典:小樽なると屋
今まで道東の店舗は帯広にはあったが、釧路など太平洋側沿岸地域は未開の地で、競争の激しくない話題性の高い地域に新規出店したと推測する。
小樽なると屋。
釧路市民は新しもの好きで飽きっぽいので、もうガラガラよw
ザンギ定食、量が凄まじい… pic.twitter.com/KiDE4TBDf9— 🌹薔薇叉焼麗奈🍖Lia🐒 (@lia1123) March 31, 2023
実際、釧路店のオープン後はかなり好評のようで、賑わったようだが旭川の人と同じく「珍しもの好きで飽きっぽい」地域性なのか、その後はガラガラというツイートもあった。
このあたり釧路市の人に受け入れられ固定客が付くかどうかが鍵となるか。
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