旭川市の市街地・中心部で再びヒグマが出現&目撃される
2023年5月11日・午前6時30分頃に旭川市金星町1丁目石狩川付近で、ヒグマを目撃したという通報があった。
目撃現場は旭川橋や市立旭川病院があるあたりで、旭川市の中でも中心部に位置する。ここは石狩川と牛朱別川が合流するポイント。
ちょうど現場周辺は河川敷沿い(サイクリングロード沿い)に散歩、サイクリング、ランニング、通勤などでの利用も多くクマの被害が心配されることろ。
さらに現場近くには大きな常盤公園もあり、ヒグマが公園にも出没すると甚大な被害が予想される。
今後の対応など注目しつつ、早朝や夕方などヒグマが活動しやすい時間帯はより注意が必要だ。
旭川市は2021年にも市街地にクマが出現・大問題に
2021年ヒグマ出没時の状況・影響など
実は2年前の2021年にも旭川の中心部でヒグマが目撃され、一時は旭橋からもヒグマが目撃されるなど、緊迫した事態となった。今まで郊外でヒグマが目撃されることはあっても、中心部というのは史上初の出来事だった。
ヒグマは川沿いに移動しており、エサを求めて郊外から川を伝って旭橋付近まで移動したと見られている。
そしてヒグマ出没後は安全のため当該河川敷沿いが全面通行止めになり、駅前のレンタルサイクルは貸出を一時休止するなど、大きな影響が出た。
今年も中心部でヒグマが目撃されたことから同じように川を伝って移動してきたと思われ、今後の動向によっては再び河川敷の通行止めなど影響が予測される。
2021年の出没時はヒグマを捕獲する柵の設置などが行われたが、捕獲には至らずの状況だ。警察や猟友会などが現場に出るも市街地ではライフル弾が貫通することから殺処分が出来ず、有効な対策とはなっていない。
2022年のヒグマ対策と今後の影響
旭川市でも2021年のヒグマ出没を受けて対策として翌年に電気柵を設けるなどしているが、電気柵が有効で無かったのか、壊されていたのか、まだ未設置の合間を掻い潜ったり、電気が通ってなかったのかなど詳細は不明だが、対策が急がれるところ。
特に今年はコロナも落ち着いて観光客が多くなり、台湾と旭川空港の国際便も復活したことから市内を訪れる外国人観光客も増えている。ヒグマが出没し、その後も頻発するようであれば観光業への影響も無視できなくなるかもしれない。
市立旭川病院裏の目撃情報はヒグマではなく、シカの可能性が高い
その後市役所や猟友会及びヒグマ専門家が現地およびその周辺を調査した結果、ヒグマの痕跡は一切確認されず、かわりにシカの痕跡が複数確認された。
令和5年5月11日(木)午前6時30分頃,市立旭川病院裏の石狩川左岸の河川敷においてヒグマの目撃情報がありました。市役所,猟友会及びヒグマの専門家で,現地及びその周辺を調査した結果,鹿の痕跡は複数見つかりましたが,ヒグマの痕跡は一切確認されませんでした。 pic.twitter.com/f5Cck8P4Dp
— 旭川市役所 (@asahikawa_jp) May 11, 2023
このことから目撃されたのはヒグマでなく、シカの可能性が高いと旭川市役所の公式ツイッターアカウントが発表している。
旭川四条駅に鹿侵入 pic.twitter.com/gkqopeqvpt
— フカ鉄 (@series721_F1009) July 24, 2022
管理人も去年、目撃情報近くの噴水あたりでシカを目撃している。石狩川沿いの河川敷は過去にもシカの目撃事例があり、去年は河川敷からJRの線路に侵入したシカが旭川4条駅でも目撃されており、特急・大雪2号など一部鉄道の運行に支障きたす事態となった。
旭川で発生したJR高架橋へのシカ侵入&遅延トラブル。実は以前から旭川市内の河川敷沿いや住宅街で野生のシカが目撃されていて、河川敷から高架でない平らな線路からへ侵入。もしくは4条駅周辺の柵をなどをと飛び越え侵入し、旭川駅まで線路沿いに移動したのではないかと推測できる。 https://t.co/uIo0ZDmokQ pic.twitter.com/kloZyP0PTJ
— 旭川市 生活情報お届けチャンネル (@info_asahikawa) July 25, 2022
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