ツール・ド・北海道2023のスタート地点は旭川市総合防災センター
今年もツール・ド・北海道の季節がやってきた。コロナ禍では2020年~2021年まで2年ほど休止していたが、2022年から再開された。
ツール・ド・北海道は海外で人気のツール・ド・フランスに習い、北海道を一周するステージレースを目標とする自転車レース。
一般道路を封鎖して公道を使った大規模な自転車レースとして、広い北海道の街から街を走り抜けるのが大きな特徴。途中には峠など勾配のキツイ区間も設定され、選手たちの駆け引きなどもひつの魅力ポイント。
毎年開催地域を道北、道東、道南などの3地区にわけて合計3日間開催されているが、2023年は道北と道東を走り抜ける。
ステージ1が旭川市~新得町の174km、ステージ2が帯広市~置戸町で183km、ステージ3が北見市~当麻町の175km。そのスタート地点として旭川市総合防災センターが会場となる。
大会当日は交通規制により市内や市外の道路が一部通行禁止や交通規制に
これに伴い、大会当日の9月8日では旭川市から新得町のコース区間が交通規制になる。
1日目の時間帯は9時20分~14時05分ごろまでで、選手が走る時間帯により例えば旭川市の防災センター前の道路が9時20分~9時35分まで。
その先のベストムの横の道路を抜けて東神楽町12号南13信号交差点までは9:20~9:45まで完全な車両通行止めになる。
狩勝峠でも13時15分~14時00まで完全な車両通行止めになるなど、時間帯が異なる。
その他の車両通行止め区間を除いた道路では完全な通行止めとはならないが、普段よりもかなり走りづらくなる。
交通規制中は隊列(選手団)と同じ後方に向かう車両は追従しての走行は可能だが、追い越しは不可。
隊列と対向する車両に関しては隊列が通過するまで停車が求められる。現場には警察官が出ており指示に従うこと。そのため渋滞が予想され、可能な限り迂回するか、規制時間帯を避けた通行と理解・協力を大会本部が求めている。
大会開催中の3日間は該当コースにおいてすべて交通規制が行わる。交通規制についての詳細はこちらから
旭川市総合防災センター出発後は東神楽のリアルスタート地点までパレードラン
旭川市の総合防災センターを出発後は東神楽の真スタート地点までパレードランとなる。
100名の選手やチームカー、サポートカーなどが隊列を組み光景はかなり圧巻なので興味のある人は観戦してみてほしい。
そのほか第1ステージでは57km地点(美瑛町 自然の村キャンプ場)や70km地点(十勝岳)でのKOM(山岳賞)あたりの観戦もオススメ(大会公式ページより)。
最終日(第3ステージ)のゴールは当麻町
2023年のコースは第1ステージで新得町まで移動し、第2ステージは帯広から置戸町。最終日の第3ステージでは北見市から旭川市の隣町、当麻町がゴールとなる。
ラストスパートの残り2kmではスプリント勝負になることが予測され、選手同士のかけひきやゴール争いなどを間近に観戦できるチャンス。
もちろん公道なので無料で観戦できるので、迫力のゴールスプリントもおすすめ。道の駅とうまから当麻町スポーツセンターまでの道道1122号線の沿道でラストスパートを楽しめそうだ。
時間帯は9月10日の13:30~14:10。ゴール前では速い人で時速60~70kmぐらいまでスピードが出るのでものすごい迫力がある。
この間も交通規制と、ゴール手前2kmは完全な車両通行止めになるので付近をマイカーなどで走行される方はご注意を。
ツール・ド・北海道2023は1日目の事故により全日程が中止に
2023年9月8日の1日目(第1ステージ)ではレース中に一般車両と選手が正面衝突する事故が発生し、選手は心肺停止の重体となる重大事故が発生した。
このため当日のレースは中止となり、残りの全日程も中止となった。原因は警察が捜査中だが、重大事故が発生するのはツール・ド・北海道の中でも珍しい。
ツールド北海道で出場選手が正面衝突した事故、情報が錯綜してたんだけど、
・基本は片側一車線のレース
・事故現場含む一部の区間は反対側の車線の進入を規制というわけで「選手が対向車線にはみ出た」も「車が侵入した」も正しいらしい。 pic.twitter.com/88YYtdQ7oo
— 出来損ない✍ (@Schizofrenia) September 8, 2023
当該コースはカーブが連続する下り道で、選手が対向車線にはみ出してしまったことが原因とされているが、その区間は対面側も通行禁止にした完全封鎖エリア。
事故を起こした車両は吹上温泉に向かうため通行規制が始まる前に侵入したと見られ、大会側の運営責任も問われる可能性がある。
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