旭川の乃が美はなれ・永山店と駅前の旭川店が休業
旭川の高級「生」食パン専門店、乃が美はなれが2024年11月25日より休業している。それも2店舗ある、永山ウエスタンの店舗と、旭川駅前の2店舗ともだ。
旭川店に貼られた休業のお知らせの張り紙を見ると、よくある「誠に勝手ながら諸事情により…」とあるが、下部には手書きで
長らくのご愛好、誠にありがとうございました。乃が美はなれ旭川店スタッフ一同
と追記されており、事実上の閉店を匂わせるような雰囲気も感じられる。
ちなみに乃が美はなれの公式サイトの店舗一覧からは、旭川店と永山店が削除されており、この記事を書いている時点で北海道の店舗は道南の函館市と七飯町の2店舗のみとなっている。
旭川市内のダイイチや東神楽のベストムでの乃が美パン販売も終了しており、休業というよりは閉店に近いと管理人はみている。
北海道だけでなく、全国的に乃が美は閉店傾向…
乃が美の閉店は旭川に限った話でなく、北海道を含めて全国的に加速している。
北海道では札幌や帯広、室蘭など主要都市に店舗があったのだが、既にどの店舗も閉店となっており、実は旭川の2店舗がかなり遅くまで耐えていたほうなのだ。
全国的にも最盛期には240店舗以上あったものが、2024年12月では100店舗近くまで減っており、半分以下に勢いが無くなっている。
閉店の理由は高級生食パンブームの終焉、人手不足や食料品値上げも大きな要因か?
旭川店は開店時はものすごい混雑でブーム真っ最中という感じがしたのだが、ブームというのは一過性のもの。
過ぎ去ってしまうと固定客が買い続けるか、新規客が常に現れて入れ替わりで売れていくかになると思う。そもそも一般的な食パンの値段は毎日食べれる庶民的な価格のはずだが、乃が美の高級生食パンはその真逆で、毎日食べるにはかなり高い値段。
昨今の物価高騰もあって、今まで買い続けていた人も乃が美を買う余裕が減っていったのではと推測する。
また、旭川市内でも給料はあまり上がらないのにそれ以上に物価上昇が速く、市内の買い物ニーズはトライアルやドン・キホーテ、業務スーパーなどに代表されるディスカウントストア等の「毎日安いお店」に人気が集中している。
さらに、札幌の乃が美では人手不足により休業から閉店となった店舗もあり、旭川では人手不足との公表はされていないが、その可能性も否定できない。
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