2条通りの松尾ジンギスカン旭川支店が移転、買物公園沿いに新規オープン
旭川市の中心市街地、2条通りにあった「松尾ジンギスカン旭川支店」が移転し、買物公園沿いに新規オープンした。
移転先は買物公園沿い。旭川市3条通7丁目424の蜂屋時計店ビルで、「白木屋」の跡地に入居する。
白木屋 旭川3条通店は閉店
白木屋は買物公園沿いに2012年頃にオープンし、10年ほど営業してたが、2022年7月31日で閉店した。
コロナ渦もあって居酒屋業界は全国的に経営が厳しく、旭川も例外ではないと思う。
ここ2年ぐらいは観光客が全然来なくて、買物公園は閑古鳥だったから、むしろ良くここまで耐えた感はある。
買物公園沿いの移転に勝機はあるか?
以前は3・6街から少し離れたところにあった松尾ジンギスカン旭川支店。
今回の移転により4条より手前の買物公園沿いとなり、3・6街からは目と鼻先という好立地となる。
元々2条通にあった旭川支店は専用駐車場がなく、付近の指定有料駐車場に駐車するかバスで中心部に寄った際に利用するという店舗だった(※もうひとつの大町店は無料駐車場完備)。
また、その立地柄から市民よりも観光客や出張客など市民以外が使うような店舗でもあった。
その観光客はコロナ渦で大きく落ち込んだが、2022年はコロナ前の8割程度まで回復(ただし訪日外国人客に関しては微増)しているそうで、立地的にも中心市部のホテルに泊った観光客などが狙える場所にある。
これから冬シーズンはスキーやスノーボードなどウィンタースポーツ目的の観光客が増え、ホテルからアクセスしやすい買物公園沿いや3・6街は好立地。
特に松尾ジンギスカンの看板が以前よりも確実に目に入りやすくなので、この点もポイントか。
松尾ジンギスカンの知名度は全国レベルなので、ここに移転することで以前よりも集客力アップが見込めると思う。
成吉思汗 大黒屋がライバル?
旭川にはジンギスカンで有名となった「大黒屋」というお店がある。
こちらはここ数年で全国的にも有名となり、連日混み合うほどの人気ぶり。
大黒屋のジンギスカンは道北や空知地方で一般的なタレ漬け込みのジンギスカン(滝川式ジンギスカン)でなく、タレに漬け込まない生ラムをジンギスカン鍋の上で焼いてつけダレで食べるタイプ(札幌や函館など道央や道南地区で一般的な札幌式ジンギスカン)。
※滝川式ジンギスカン:ジンギスカン発祥の地、滝川地方で一般的な、タレに漬け込んだラム肉を焼いて鍋のように食べるジンギスカン。松尾ジンギスカン、小林ジンギスカン、花尻ジンギスカンなどがある
そのためタレ漬け込み方式の松尾ジンギスカンとはジャンルが異なり、食べ方も異なる別料理なのだが、ジンギスカンという名前は同じなので、もしかしたらかなり意識しているかも。
※ちなみに管理人はつけダレ派。旭川市内も滝川式ジンギスカンが主流で、東鷹栖の「しのはらジンギスカン」や、永山地区「前坂ジンギスカン」後継の「ジンギスカンの博」、隣町で和寒町・金子精肉店の「和寒ジンギスカン」が大好き
どちらにせよ旭川を訪れた観光客が、北海道の郷土料理である「ジンギスカン」をより気軽に食べられるようになるので、その点は嬉しいと思う。
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