旭川の神楽地区にあるヴィクトリアステーションが閉店
旭川の神楽地区にあるファミレスの「ヴィクトリアステーション 旭川神楽店」が2023年5月28日で閉店したことがわかった。
明日で閉店だそうです😭😭😭 pic.twitter.com/6koemZqNqc
— ☕️一服だ〜🚬 (@firstsv7538) May 27, 2023
店内入口に張り出された「お客様各位のお知らせ」にも閉店の理由は特に記述されていないが、需要や客足の変化などが要因と思われる。
またファミレスそのものも近年は流行らない外食店のジャンルとなり、道内にあるヴィクトリアステーションも閉店が加速している。
神楽店の閉店で市内ヴィクトリアステーションは旭川４条通り店のみに
神楽店が閉店するこよにより、旭川市内のヴィクトリアステーションは４条通店のみとなる。
閉店となるヴィクトリアステーション旭川神楽店とボビー君
かつては末広地区、忠和地区に店舗があり、最盛期は市内４店舗体制だった。これがここ数年でバタバタと閉店し、遂に神楽店もその対象となってしまった。
このヴィクトリアステーションの閉店は旭川に限った話でなく、全道の店舗すべてで閉店傾向にある。かつてはびっくりドンキーと同じぐらいの店舗数を誇っていたのだが、ここ数年の相次ぐ閉店により2023年5月時点で既存店舗数は遂に30店舗を切った。
ガストよりも店舗数が少なくなるのは時間の問題かもしれない。
神楽のヴィクトリアステーションが閉店する理由を考察
1つ目の大きな理由としてはファミリーレストランの需要や客足の変化。全国的にもファミレスは苦戦を強いられていて、神楽店も不採算店化やテコ入れ対象となったと見る。
また、神楽地区にはヴィクトリアステーション以外に同じようなステーキ＆ハンバーグのファミリーレストランとして、目と鼻の先に「びっくりドンキー神楽店」がある。近隣に同ジャンルのライバル店の存在も大きな要因と見る。
さらに外食という大きなジャンルで見ると、市内にはいろんなジャンルのお店がある中でヴィクトリアステーションが選ばれなくなってきたのだと思う。
かつて市内の外食チェーン店といえば家族で行くファミレスがその筆頭な雰囲気もあったが、旭川市内でも少子高齢化の影響を受けて、ファミレスそのものが以前ほど流行らなくなってきており、世帯層の変化から客が遠のく傾向にある。
実際のところ旭川市の世帯人口も高齢者の数がとても多い。令和４年４月１日現在では人口約33万人に占める65歳以上がかなり多く、国勢調査の高齢化率では平成２年が11.6%だったのに対し令和４年４月には34.7%に達するなど３人に１人が６５歳以上という極めて高い高齢化率となっている。
また近年は本州の大型外食チェーン店が相次いで進出。回転寿司はスシローは２店舗、はま寿司は３店舗、魚べいも２店舗など手頃な外食の店として人気だ。
この他にイタリアン系の「サイゼリヤ」が２店舗、中華系は「バーミヤン」、カフェ系だと「コメダ珈琲」、「むさしの森珈琲」。焼肉食べ放題では「焼肉きんぐ」なども家族連れなどにも人気。
このほか低価格で本格的なカツ丼やとんかつが楽しめる「かつや」は市内に３店舗もあり、「すき家」、「吉野家」など牛丼チェーン店も以前より多くなった。
もちろん旭川といえばラーメン屋の数も尋常でないほど多く、犬も歩けば棒に当たる的にラーメン屋が多い。
外食という大きなくくりでみると、ライバルとなりえる店舗がかなり増え、少子高齢化の影響もあり少人数や一人で行くような店（ファミレス以外の店）が流行っていると感じる。
以上をまとめると
- 少子高齢化で以前よりもファミレスが流行らない
- ライバルとなりえる外食チェーン店がたくさんできた
などが要因と考えられる。このほかには店舗老朽化や人手不足、コスト高や賃金上昇なども考えられる。
ヴィクトリアステーション旭川神楽店の閉店後は何ができる？
現在のところ、閉店後に何ができるかは不明だ。
ただし過去の事例を参考にすると、忠和店が閉店した時は焼肉店(焼肉ホルモン おはこ 旭川忠和店)に。末広店も閉店した時は焼肉店(炭火焼肉安安)に業態が変わったので、この流れからすれば焼肉系が有力。
焼肉はコロナ禍でも強く、大手居酒屋チェーン店が新規店舗として焼肉きんぐをマネた店舗や、一人屋に肉ができる新形態を出店させるなど、少子高齢化と核家族化の中でも顕著に伸びている。
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