【老朽化】旭川永山西小学校の現地建て替え新校舎建設がスタート

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老朽化により永山西小学校の建て替え工事がスタート

永山地区にある永山西小学校(永山7条11丁目1)の建て替え工事がスタートした。

永山西小学校の現校舎は1965年(昭和40年)の高度経済成長期に建てられたもので、今年で58年目となる建物。

すぐ近くにある永山南小学校(1980年建造で新耐震基準)や永山小学校(1975年建造・耐震強化改修済み)の校舎よりもさらに古く、建物の著しい老朽化や耐震性不足(旧耐震基準の建物ゆえ)の問題から現在の場所での建て替え工事となった。

対象となるのは校舎と体育館、プールの3施設で、先にプールとグラウンド側の木々や築山を撤去し、現在のグラウンド側に新校舎と体育館を建設。現在は道路を挟んで向かいにあるプールもグラウンド側に移設・新造する。

新校舎完成後は児童が新しい建物に引っ越し、その後旧校舎を取壊してグラウンドにする計画。その際にプール新設も予定されている。

出典:令和5年度永山西小学校だより7月号

完成後は3階建ての校舎1棟+屋内体育館となる予定で、現校舎の南北に別れた2棟+体育館の雰囲気からは様変わりする。

出典:令和5年度永山西小学校だより7月号

校舎の場所も入れ替えられ、今まで一番線道路側にあった校舎は敷地内奥の住宅側に移動し、逆に校舎があったところにはグラウンドや築山が配置される。

永山西小学校の建て替え費用は32億円

なお、今回の永山西小学校の建て替えにかかる費用は32億円とされ、解体を除いた総工事費。

新施設の構造や面積は以下の通り

  • 校舎はRC造で3階、延べ6000m²
  • 体育館はS一部SRC造の平屋、延べ1300m²
  • プールはS造の平屋、延べ200m²

このうち工事費は校舎に22億円、体育館に8億円、プールに2億円。旭川市教育委員会ではこのうち約7億4千万円を23年度国費要望で求めている。

建て替えにかかる期間は校舎と体育館が2年、現校舎取壊しが1年、グラウンドも1年

永山西小学校の新校舎完成は2024年度完成を目指しており、情報元によれば2023年の夏頃に工事をスタートさせ、約2年ほどかかる見込み。2025年途中で新校舎への引っ越しを予定している。

完成後は現在の校舎取壊し、これが2025年度。その後の2026年度にグラウンドを造成する計画。

工事期間の永山西小学校ではグラウンドでの授業や運動会ができなくなり、新設した体育館での代替授業や運動会に関しては他校のグラウンドを借りてなどの対応などが考えられる。

また永山西小学校では2023年6月1日以降、現グラウンドの利用も不可能になる。

永山西小学校以外では豊岡小の体育館、旧校舎解体、千代田小プール改築、雨紛小屋体耐震改修などが計画

旭川市教育委員会による2024年度小中学校整備の総額は55億円で、豊岡小学校の体育館の現地改築や旧校舎の解体、千代田小学校のプール改築、雨紛小屋体耐震改修などが盛り込まれている。

豊岡小学校に関しては1966年建設の旧耐震校舎で、老朽化も著しいことから永山西小と同じく現地のでの建て替え予定。

このほか千代田小学校も1964年建設の旧耐震校舎で、こちらは既に新校舎の建設済みで竣工。東栄小学校も旧耐震校舎により2020年に建て替え工事が完了し、新校舎に移行している。

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