旭川市のブックネットワン豊岡店と末広東店が同時閉店
市内で中古本や中古ゲーム、中古DVDなどの買取&販売を手掛ける「ブックネットワン」が豊岡店と末広東店を同時閉店した。
出典:ブックネットワン
【重要なお知らせ】 pic.twitter.com/7IgTB62In6
— BOOK・NET・ONE旭川末広東店 (@bno_sue) January 4, 2023
2021年3月14日には買物公園にあった旭川マルカツ店を閉店させているが、この閉店により旭川市内のブックネットワンが完全消滅。撤退することとなる。
旭川のブックネットワン豊岡店と末広東店の閉店日は?いつまで営業?
公式Twitterアカウントから正式なアナウンスがあった。これによれば豊岡店、末広東店の両方とも2023年1月31日で完全閉店することが決まった。
【重要なお知らせ】
この度BOOK・NET・ONE旭川店は閉店する事となりました。
閉店日が確定致しましたのでお知らせ致します。
残り2週間ほどとなってしまいましたが、よろしくお願いします。お買取業務は終了させていただきました。#閉店 pic.twitter.com/VxvikZGrKq
— BOOK・NET・ONE(ブックネットワン)@旭川豊岡店 (@BNO_toyo) January 18, 2023
なお、既に買取業務は終了しており、閉店までは販売業務のみとなる。
旭川以外でもブックネットワンの閉店が加速
ブックネットワンは旭川以外でも閉店を加速させている。
直近では江別市の「セリオ野幌店」が2022年11月15日に閉店。2023年1月15日には青森県八戸市の「 八戸八食店」と「八戸八食店」の2店舗を閉店させることが決まっている。
かつては札幌市にも店舗が複数あったが、いずれも既に閉店しており、年々規模が小さくなっていた。
今回閉店する旭川店を入れると、わずか4ヶ月間で5店舗の大量閉店は事業の大幅見直しか、市場からの撤退が推測される。
※この閉店により北海道のブックネットワンは日高町にある「富川店」のみとなる
ブックネットワンが閉店する理由とは?その背景を考察
ブックネットワンは古本や中古ゲームソフト、中古DVDや中古CDの販売と買取をおこなうお店。
この手の大手といえばゲオやツタヤが有名で、かつてこの中古市場はかなりの盛り上がりをみせていた。
だがここ数年はネットオークションのヤフオクに加え、メルカリやラクマの登場により個人でも気軽にスマホひとつでゲームソフトや本を売ることができるようになった。
すなわち、ゲームソフトや本を売るには店舗だけだったのが、メルカリという選択肢(ライバル)が増えたことになる。しかも買取店舗よりも高く売れるのだから、利用しない手はない。
さらにオンライン経由によるゲームソフトのデジタル配信(DL販売)や、ゲーム機不要でスマホひとつで手軽に遊べるスマホゲームの登場の影響も大きい。
CDはデジタル配信が主流でオンライン購入やYoutubeで無料で聴ける時代。
本も電子書籍の登場によりパッケージ化されたゲームソフトや紙媒体の本の流通&取扱が以前よりも減少している。
また、市内には大手リサイクル店が複数あり、CDやDVD、ゲーム、本などの買取&販売をする競合店がひしめきあっている。
もちろんネット経由で全国どこからでもゲームソフトや本を買い取る「ネット買取サービス」の存在も看過できない状況。
これら要因がブックネットワンに多大な影響を与えたと見る。
なお、2022年12月11日は同業者で同じ豊岡地区あった「ブックオフ旭川豊岡店」が閉店している。
ブックネットワンの豊岡店と末広東店で閉店セールが実施?
閉店が決まっている青森のブックネットワンでは売りつくしの閉店セールを実施している。
私の大好きなブックネットワン 八戸八食店も閉店だって
残るは二戸
昔 類家にもお店があったよね?1/15 最終営業
中古本CDDVD 全品70%offになってますもともと安いお店だから、娘と15冊買ったけど600円ちょいだった
先週よりだいぶ在庫も少なくなってた気がする pic.twitter.com/F3f7kTEsbo— こくま (@popmini7050) December 28, 2022
特に最終日は70%オフとなるなど、かなりの割引セール。
今回旭川で閉店する豊岡店と末広東店でも閉店前にセールが行われる可能性があり、かなりお買い得に中古本や中古ゲームソフトを購入できるかもしれない。
ブックネットワン末広店跡地に なんでもリサイクルビッグバン工具館&釣具館が誕生
ブックネットワン末広店の跡地にはオカモトセルフ系列の「なんでもリサイクルビッグバン工具館&釣具館」が進出し、2023年3月31日にオープンした。
ビッグバンの「工具館」は、なんでもリサイクルビッグバンの中でもDIYからプロユースまで幅広い中古の工具などに特化させた店舗。道内では札幌市、帯広市、釧路市、苫小牧市、北斗市なで展開している。
一方の「釣具館」は名前のとおり中古の釣具用品に特価した店舗で、札幌市で展開。今回オープンする店舗はこの2つを合体させた店舗で、札幌の「札幌手稲店」に次いで2つめとなる。
※店舗によっては工具館でも釣具用品や耕運機や農機具、除雪機などを扱っていたりする
市内で中古の工具や釣具を専門的に扱う中古ショップはめずらしく、道内でリサイクルショップをてがけるビッグバン(運営元はセルフガソリンスタンドのオカモト)ならではの店舗展開といえそうだ。
旭川市内ではここ数年でDIYやプロユース向けの工具・金物・作業用品などを扱う店舗が増えており、DCMホールディングスの「ホダカ」や、コメリの「資材館」、低価格でコスパの良い「アストロプロダクツ」などこの手の商品を扱う店舗が増えている。
旭川は建築や土木関連などの業者が多い地域なのでDIY以外に工具関係などの仕事で使う人のニーズが高いと思う。
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