【予約不要&無料】旭川市役所の新庁舎で完成後の市民見学会が9月3日に開催

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完成した旭川市役所・新庁舎で見学会を開催

令和2年から建築工事がスタートし、約3年半の月日を経て完成した旭川市役所の新庁舎。この完成に伴い、11月からの本格共用スタート前に一般市民向けの見学会が開催される。

※当日の見学会の記事はこちらから

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旭川市役所の新庁舎は、現在の庁舎とは異なり見晴らしの良い9階展望ラウンジや旭川家具を設置した議場、事務机や執務スペースなどが大きな特徴で、見学会当日はこれら目玉の部分が見学できる。

1階エントランスホールでは近隣の小中高の音楽部による「新庁舎音楽会」も開催予定で、吹奏楽や合唱による演奏も楽しめる。

参加団体は以下の通り

  • 旭川市立中央中学校・吹奏楽部
  • 旭川市立知心小学校・ブラスウィングス
  • 北海道旭川東高等学校・音楽部

9階展望ラウンジは一般市民や観光客向け以外に学生の自習スペースや来庁者の休憩スペースとなる予定。

日時は2023年9月3日(日)、時間は13:00~16:00まで。

旭川市役所の新庁舎により離れ小島の行政機能が集約&利便性が向上

現在の総合庁舎はかねてから手狭が指摘されており、総合庁舎と第2庁舎、第3庁舎のほか民間の一部スペース(ジブラルタ生命旭川ビル、朝日生命旭川ビルなど)も借りて市役所機能を運営してきた。

このためジブラルタ生命旭川ビルの社会教育部、学校教育部、朝日生命ビルの農政部、農業委員会事務局、ときわ市民ホールの子育て支援部(子育て支援課(青少年担当))、市民生活部(勤労青少年ホーム)、第5庁舎の市民生活部、社会教育部、学校教育部、経済観光部などは総合庁舎から離れ小島感があり、利便性や連携などの面で問題があった。

これが新庁舎では離れ小島の行政機能が吸収され、総合庁舎や既存の第2庁舎内となることで改善される。

なお、第3庁舎も解体され、土木部や建築部、経済部、地域振興部は第2庁舎に移転。このため第2庁舎は執務室を大型化する改修工事が予定されている。

現在の庁舎は新庁舎に引越し後、解体される

現行の総合庁舎は、新庁舎への引越し後に第3庁舎と共に解体される見通しで、解体後は新しい来庁者用駐車場がそれぞれに設置される予定。

この総合庁舎は昭和33年(1985年)に建築され築60年以上の建物。設計は佐藤武夫氏によるもので、北海道ではじめて日本建築学会賞を受賞し、2003年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選ばれ、歴史的価値ある建物。

一方で保存には莫大な費用がかかるとし、2022年12月14日に開かれた定例市議会の一般質問でも「費用や活用方法の課題で解決につながる新たな要素を見つけられなかった」と答弁し、解体の方向性を固めている。

個人的には残して活用して欲しい気持ちもあるが、財政面に余裕の無い旭川市では致し方ない部分か。

 

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